Part4
昭和時代
日本では、この頃からテレビのカラー放送が始まった事で、(A)や(B)といったアイメイクが流行した。一方で、化粧品による皮膚トラブルを背景に、化粧品の安全性に関する研究が進んだ。
1955年頃、従来の石鹸シャンプーから中性洗剤料へ移行し始める。その中でも、「花王フェザーシャンプー」が人気商品となる。
1977年頃、(C)事件と呼ばれるこめかみや頬などに黒褐色の色素沈殿を興す症状が多発したことで裁判も起こった。これがきっかけで、厚生省が商品への表示指定成分の明記を義務付けた。
海外では、1944年頃、世界的にも有名なブランド(D)から世界初の(E)が発売された。これは元々白人兵士向けに発売されていた。
平成時代
日本では、男女雇用機会均等法の制定により、女性の社会進出がより一層盛んになった事で、女性が化粧をして出かける場が増えた。
また、この頃に紫外線の悪影響が注目されたことで、小麦色肌ブームから白い肌へとトレンドがいつり替わり、美白掛け商品の開発も活発になった。
化粧品の研究は安全性から保湿やシミ・しわ等の基礎研究が中心になった。
1990年頃、1983年に(F)が「美白」の医薬部外品として承認されたことにより、コウジ酸、アルブチン、トラネキサム酸など16種類も美白有効成分が承認された。
1992年頃、落ちない口紅が大ヒットした。
2016年頃、ポーラが(G)を配合した医薬部外品で「シワ改善」の効能効果を日本で初めて取得した。
海外では、2002年頃、フランスの認証団体「エコサート」がコスメのオーガニック認証①を開始したのを皮切りに、ヨーロッパでは様々なオーガニック認証が誕生していった。そして、主流だった5つのオーガニックブランドがオーガニック展示会「BIOFACH(ビオファ)」にて、これらのオーガニック認証をまとめる事を決めた。8年の年月を経て、2010年にこれらの認証を取りまとめた(I)認証が誕生した。(I)認証は現在でも国際的なコスメのオーガニックに関する統一基準となっている。
また、2013年頃、動物愛護の観点からEUにおいて(J)を行った商品の販売が完全に禁止された。
2015年頃、国連総会で持続可能な開発目標(通称:K)が採択され、化粧品業界でも取り入れられた。
令和時代
そして現代にいたる。
問1. 空欄(A)~(H)に入る言葉を答えよ。
問2. 下線部①について、どういう内容か説明せよ。
問3. 空欄(I), (J)に入る言葉を答えよ。
Part4 答え
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問1. A. アイシャドウ, B. マスカラ (AとBは順不同), C. 黒皮症事件, D. コパトーン, E. 日焼け止め, F. リン酸L-アスコルビルMg, G. ニールワン, H. コスモス(認証)
問2. ①農産物・加工食品・化粧品などが、特定の基準に従って生産されたことを証明するもの
問3. I. 動物実験, K. SDGs

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