Part2
室町・戦国時代
現在の(A)の原形となる物がこの頃に初めて作られた。
初めはイタリア・スペインを中心に流行し、徐々に欧州全土に広がった。
また、中世ヨーロッパではつけぼくろが流行①をした。
江戸時代
日本では町人文化が反映し、一般庶民まで広く化粧をするようになった。
色白が美人の第一条件だったため、鉛白粉が多く使われた。また、紅は紅花から作られた物が主流だった。
1606年頃、文献には石鹸が登場したと書かれている。当時の石鹸は現在の者とは異なり、麦の粉を灰汁で固めたものであった。また、小豆などの粉を入れた洗粉(あらいこ)で身体を、(A)のフンで顔を洗うようになっていた。
1691年頃、紅花から作られた「口紅」が広く使われていた。また、赤い(B)と(C)を混ぜて爪に塗る「爪紅」も登場した。この頃から、日本においてネイルが始まった。
1804年頃、お歯黒や眉剃りが女性の化粧として一般庶民にも広がった。また、お歯黒は既婚女性の象徴②へと変化した。そして、眉剃りは子供が生まれた証になり、男性では天皇や公家だけが行うようになった。
海外では、1688年頃、フランスのルイ14世がマルセイユ(D)の製造に厳しい基準を設けた。
そして、1859年頃、石油採掘機に付着するワックスを傷口に塗ると治癒が早いことを当時の鉱夫は知っていた。それをアメリカの科学者が精製し、(E)が誕生した。
明治
日本では、明治維新以降、西洋文化が積極的に取り入れられた。
その結果、1870年頃、太政官布告によって(F)と(G)が禁止された。
また、1904年頃、人体にとって有害な鉛を使わない良質な白粉が伊藤胡蝶園(のちのパビリオ)から発売され、安全な化粧品として注目を集めた。
海外では、フランスの(H)がミツロウ等を固め、現在のリップスティックの原型を作成した。
また、ドイツのチャールズ・ネッスラーが硼砂と高熱によって髪にウェーブを付ける「ネッスルウェーブ」を発明し、アメリカで流行した。
問1. 下線部①の理由を答えよ。
問2. 空欄(A)~(C)に入る言葉を答えよ。
問3. 下線部②の理由を答えよ。
問4. 空欄(D)に入る日用品を答えよ。また、ルイ14世が(D)の基準に指定した原料は何か?
問5. 空欄(E)~(H)に入る言葉を答えよ。
Part2 答え
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問1. ①当時は色白の肌が美女の条件とされており、色の白さを引き立たせるため
問2. A. ウグイス, B. ホウセンカ, C. カタバミ (BとCは順不同),
問3. ②黒は普遍で貞女の印とみなされていたため
問4. D. 石鹸, 原料 : オリーブ油
ルイ14世はオリーブ油以外の使用を禁止した
問5. E. ワセリン, F. お歯黒, G. 眉剃り (FとGは順不同), H. ゲラン

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